「返さなくてよい奨学金」と「返さなければいけない奨学金」

皆さん、奨学金についてどのような

イメージをお持ちでしょうか?


名前を知ってはいても、

具体的にそれがどのようなものなのか

実は意外とわかっていない

ということがあります。


かつての私にとって、

「奨学金」がまさにそれでした。


「奨学金」は一般的によく使われる

単語ではありますが、

それ自体は誰もが利用するものではないので、

実際どういうもので、

どういうふうな仕組みになっているのか

と聞かれたら、


明確に答えられる人は

実は少ないのではないでしょうか。



全く性質の異なる2種類の奨学金

「奨学金」と聞いて、次のどちらの

イメージが頭に浮かびますか?


(A) 優秀な学生が入学金と学費を免除されて進学する

(B) 毎月きまった金額が支給され、大学卒業後に返済する


奨学金について考え始めたとき、

私が真っ先に思い浮かべたのは

(A)のほうでした。


奨学金を「借りる」ではなく、

「もらって」大学に行くというイメージ。


経済的に恵まれないけれど

とても優秀だったり、

さまざまな事情で進学が厳しい学生さんが

公的なサポートなどで学費を肩代わりしてもらい

立派な大学に行って、

やがて社会的にも成功して…

というドラマみたいなイメージ。


ですから、一般的な奨学金というものの

実際の運用について初めて知った時、


「え! 返さなきゃいけないの?」

と、思ってしまったわけです。




給付型奨学金、貸与型奨学金とは?

奨学金について考えるとき、

まず知っておかなければならないのは、


奨学金には

返さなくてよい奨学金」と

返さなければならない奨学金

が、あるということ。


先ほどの(A)が「返さなくてよい奨学金」。

そして、

(B)が「返さなければいけない奨学金」ですね。


「返さなくてよい奨学金」のことを、給付型奨学金

「返さなければいけない奨学金」を

貸与(たいよ)型奨学金といいます。


給付型奨学金と、貸与(たいよ)型奨学金、

どちらも奨学金には変わりありません。

でも、中身は全く別物!




一般的に、奨学金といえば「貸与型奨学金」を指す

給付型奨学金は

誰もが利用できるわけではありません。

とても限られた人だけが利用できます。


貸与型奨学金は、

進学のために必要としている人なら

基本的には誰でも利用できます。


一般的に「奨学金」といった場合、

貸与型奨学金のことを指す場合が多いようです。


このブログで取り上げている「奨学金」も、

返さなければいけない奨学金」が

メインになっています。



まとめ

ということで、奨学金には


返さなくてよい奨学金」と

返さなければいけない奨学金


があるということについて説明しました。


☆ 給付型の奨学金は「返さなくてよい」

☆ 貸与(たいよ)型奨学金は「返さなければいけない」

☆ 一般的に、奨学金といえば貸与型のことを指す


ちょっと基本的すぎましたね…。

もうちょっと詳しい情報についても、

少しずつまとめていきたいと思います。


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