学校を卒業したら、毎月
コツコツ返済を行う日々が始まりますね。
無理のない範囲で返済できればよいのですが、
ときには、
「どうしても今月足りない!」
「やばい、返済日を忘れてた!」
なんていうことがあるかもしれません。
奨学金は学ぶために貸与されるお金なので
「借金」というイメージが
薄いかもしれません。
でも、れっきとした「借金」ですので
返済が遅れるとしっかり督促がきます。
……ちょっと怖いですね。
それでは、
多くの学生が利用する
日本学生支援機構のケースについて
返済が遅れた場合の具体的なモロモロを
ご説明したいと思います。
奨学金の返済が遅れると、督促が来る!
奨学金の毎月の返済が
遅れるとどうなるかというと、
返還金を延滞すると、本人、連帯保証人、保証人に対して、文書と同時に電話による督促を行う
と、日本学生支援機構のHPに
書いてあります。
延滞すると、
電話や手紙が来てしまうのですね。
場合によっては
自宅訪問も行われてしまいますので、
延滞には十分気をつけましょう。
ちなみに、電話をかけてくるのは
学生支援機構の職員の方“だけ”ではありません。
何となくですが、
事務の方が親切に延滞を知らせてくれるような
イメージを持っていませんか?
(私もそうでしたが)
なんと、
「債権回収会社」から電話がかかってくる
こともあるのです!
債権回収会社に回収を委託することが、
法律で認められているのだそうです。
つまり、返済が相当遅れると
消費者金融なみに、
借金取りが来ることもありうるわけです。
……ちょっと怖くなりませんか?
私の頭の中で、
『闇金ウシジマくん』のイメージが
ぐるぐる回っています……。
督促は電話・手紙・自宅訪問!
さて、次は具体的な
「督促」の内容についてです。
返済が遅れると、まずは
電話や手紙でお知らせが来ます。
延滞の1回目は
自分宛の連絡だけで済むようですが、
2回目以降は保証人に連絡がいきます。
先ほども書きましたが、債権回収会社が
代行することもあるので、
何ヶ月も延滞が続いたり、
督促を無視し続けていると、
場合によっては、
自宅に直接督促にやってくる
なんていうケースもあり得ます。
ただし、
担当者が直接自宅を訪れる場合でも、
その場で請求されることはありません。
返済してもらえるよう、
お話をしに来るだけです。
そして、
督促の電話や手紙、自宅訪問は、
返済が行われるまで続きます。
督促を止めるには、
延滞金を含めて返済を済ませるか、
返済が難しいことを電話などで相談し、
減額や猶予などの手続きを
行う必要があります。
返済が遅れると延滞金を請求される
ちなみに、返済が遅れるとは
具体的にどういうことかというと、
指定された口座から、
期日に引き落としができないことです。
そうなると、「延滞」
ということになります。
延滞をすると、日数に応じた
延滞金が請求されます。
たとえ初回の返済であっても、
3日遅れれば3日分の延滞金が
きっちり請求されます。
奨学金を甘くみてはいけません。
ところで、延滞金の利率は
どれくらいになるかというと
第一種奨学金(無利息)の場合
2.5%または5.0%
第二種奨学金(利息付き)の場合
5.0%または10.0%
となっています。
平成10年、平成17年、平成26年に
それぞれ制度が改正されているため、
奨学金を利用した時期、返済時期などによって
延滞金の利率が異なっています。
ちなみに、第二種奨学金の場合は
延滞をするとそく延滞金を請求されますが、
第一種奨学金の場合は
延滞金の支払いを半年間待ってくれる
という制度になっています。
くわしくは、日本学生支援機構HPの
こちらのページをご覧ください。
うーん、
なかなかややこしいです(・_・;)
督促を無視し続けるとブラックリストに…
先ほど、返済が難しい場合は、
電話などで相談すると書きました。
実はこれ、とても重要です!
今はどうしても返せないっていう
っていう状況になってしまったら、
はっきり言って、
どうしようもないですよね。
だったら、ちゃんと事情を説明して
この先どうするのかを
ちゃんと相談しておきましょう。
督促を無視して延滞を放置すると、
3ヶ月でブラックリストに載ります!
奨学金だからって甘くはありません。
れっきとした「借金」ですからね。
一旦ブラックリストに名前が載ると、
・クレジットカードが使えない
・ローンを利用できない
といった状況が5年続きます。
くれぐれもご注意ください。
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